lkjhgfのブログ

中途半端かも知れませんが、多趣味なため、いろいろとグタグタ書いていきたいと思います。

【展覧会感想】山種美術館「江戸絵画への視線 ー岩佐又兵衛から江戸琳派へー」(最終日:8月21日)


以下、私の好みと偏見の入った感想となりますので悪しからず。


今回山種美術館(http://www.yamatane-museum.jp/)は大冒険!4品の屏風が写真撮影可能でした。もしかして初の試み?しかも、私の好きな酒井 抱一の中でも気に入っているものの1つ、「秋草鶉図」(重要美術品)がその中に含まれていました。




個人的な気付きは3点。

1点目は文人画は苦手で、山のもこもこした表現は特にダメなのですが、今回部分的ながらいいと思えるものに出会いました。椿 椿山の「久能山真景図」(重要文化財)の右下の竹の塀とそのすぐ上の石垣は美しいと思いました。他の部分はダメ。今回の感動が文人画理解の端緒となるか、それともたまたまなのか。今後とも自分の中の偏見や先入観を打破し心眼を鍛えるべく努力したいです。

2点目は岸 連山(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B8%E9%80%A3%E5%B1%B1)。彼の「花鳥図」はなかなか良かったです。これまでは岸駒以外の岸派は無視(見る価値なし)してました。

3点目は中林 竹渓(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9E%97%E7%AB%B9%E6%B8%93)。「松籟図」の老人はなかなかの描きぶりでした。

全体的に、山種の持っている江戸絵画(浮世絵は今回の展覧会の対象外)の有名どころは出ているので、こういった絵画が好きな人やその魅力を知らない人にはお勧めです。

最後に、岡本 秋暉(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E7%A7%8B%E6%9A%89)。私が無知で結構有名どころなのかも知れませんが、すごく美しい絵を残している人です。彼の作品「孔雀図」をじっくりご鑑賞ください。